スモークウッドとスモークチップの使い分け
それぞれの特徴
スモークウッド
木質部のみを細かく粉砕して、棒状に固めたもので、一度火をつければお線香のように約4時間ほど煙を出し続けます。
1時間とか2時間とか時間を決めて燻製をしたり、長時間燻製するのにはとても適しています。(折ったり、くの字のようにつなげておく)
温燻の時にもヒーターやコンロは発煙のために使用する必要がないので、スモーカー内の温度管理にのみ使用することが出来ます。
気温の低い時期に家庭用で大型のスモーカー(ビーバーくらいの大きさ)を使用すれば、スモークウッドの熱だけならば冷燻も可能です。
スモークチップ
木質部のみを粒状に細かくしたもので、煙を出すときには常に下から熱を加えていなければなりません。
一度に大量の煙を出す方法には向いています。
背の低い鍋やフライパン型のスモーカーを使って熱燻をする場合はチップが使いやすいです。
長い時間煙を出すにはチップを何回も継ぎ足さなければならず不便です。また、スモーカー内の温度が上がりすぎたときにコンロやヒーターを消すと煙も消えてしまうので、注意が必要です。
表にまとめると
スモークウッド
スモークチップ
備考
熱燻
△
◎
温燻
◎
○
ハム・ベーコン
冷燻※
○
×
スモークサーモン・チーズなど
一定量の煙を出し続ける
◎
△
長い時間の燻製
◎
×
※気温の低い時期
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